1月吉日。
最愛の娘の結婚式でした。
このコロナ禍。
場所は沖縄。
苦渋の選択になる事は予想していましたが、互いの家族は2人の判断に任せました。
様々なご意見があるであろうと腹を括っていましたが、周りの方々の温かい励ましや勇気付けにより、心強い気持ちで式に向かう事が出来ました。
本当にいつも周りの方々にどれだけ支えて頂いているのかと、感謝に絶えません。

式は極極少ない家族のみ。
これもコロナ禍ならではで、出席者全員で親睦を深める事が出来ました。
娘はもちろん、私達も新郎の温かいご家族に迎え入れて頂き、この素晴らしいご縁にも感謝しかありません。

我が家は後にも先にも娘1人。
初孫であり最後の孫であり、実姉は自分の娘の様に可愛がってくれました。
たった1人の人間の底知れぬ愛の力。
娘は1人1人に手紙を書いて感謝の気持ちを伝えてくれたけれど、私達がどれだけこの1人の娘に愛や喜びを教えて貰ったかわかりません。
出席者全員が号泣しました。
ふと、私はいつしか人の感情を随分豊かに感じられる様になっているなと気が付きました。

その言葉、その表情、溢れ出る感情と涙。
全てが愛なんだなと受け取れました。
たくさんの愛に包まれた夢の様な1日でした。
まだ心が余韻に浸っています。
私の親としての最後の仕事は、娘のヴェールを掛けて愛する人の元へ送り出す事。
涙でよく見届けられなかったけど、彼ならしっかりと受け止めてくれるでしょう。
主人の腕から彼の腕へ。
いつまでも幸せにね。
そしてたくさんの幸せをありがとう。
